痛車ステッカーの貼り方
ステッカーの貼り方は、痛車や痛バイクといった使用用途・シートの素材・貼る箇所によって異なるため、ここではメジャーな施工パターンをご紹介致します。
また、ステッカーを施工の際は、必ず必要となるアイテムがあり、共通の注意点もございます。
ステッカーの施工は準備万端で挑みましょう。
痛車ステッカーの貼り方
メジャーな施工パターンとして、
- エアフリーシート/切り抜き加工なし
- エアフリーシート/切り抜き加工あり
- 透明シート(水貼り)/切り抜き加工なし
の3パターンをご紹介致します。
※ステッカーの貼り方が分かりやすい位置に施工致します。
ステッカーの貼り方は千差万別なので、「この貼り方でないといけない」といった決められた施工法はございません。
施工の際は臨機応変に対応し、自分にあった施工法を見つけましょう。
1.エアフリーシート/切り抜き加工なし
痛車作りで一番人気のある【エアフリーシート】を貼る方法をご説明致します。
【エアフリーシート】はエアー抜けが良い一方、糊の粘着力が強いため、台紙を剥がす前にステッカーの位置調整をしっかりしましょう。
ステップ①痛車ステッカーの位置確認
痛車ステッカーを貼りたい箇所を清掃した後、マスキングテープでステッカーの仮止めを致します。
位置調整はイメージ通りの痛車を作るためにも大変重要ですので、遠目からもステッカーの位置を確認して下さい。
ステップ②痛車ステッカーを固定
痛車ステッカーの位置調整ができたら、今度はステッカーの上部をマスキングテープでしっかりと固定します。
そして、位置調整の際にステッカーの下部に留めていたマスキングテープを剥がします。
ステップ③痛車ステッカーを少しずつ貼り付け
台紙を剥がした箇所から、痛車ステッカーを圧着していきます。
エアフリーシートは強粘着のシートのため、台紙は一気に剥がさず、少しずつ剥がして行きます。
剥がした台紙が邪魔になる場合は、ステッカーを切らないよう注意して、カッターで切り落として頂いても構いません。
ステッカーを貼る際は、ステッカーを引っ張りながら、シワが入らないよう注意しましょう。
・台紙は一気に剥がさない
・ステッカーは軽く引っ張りながら施工
・エアフリーシートは二次平面用であるため、突起物は裂けて施工するのが◎
2.エアフリーシート/切り抜き加工あり
【エアフリーシート】で【切り抜き加工】ありのステッカーを貼る方法をご紹介致します。
切り抜き箇所が細かい痛車ステッカーの場合、カット箇所が裂けやすくなります。
特に、【エアフリーシート】は強粘着のため、ステッカーを貼り直す際はカット箇所が裂けないようご注意下さい。
ご注文頂いた【切り抜き加工】ありステッカーは、通常和紙アプリを貼って発送致しますが、今回は施工風景がご確認しやすいよう、透明のリタックシートを使用致します。
ステップ①痛車ステッカーと転写シートをスキージーで圧着
【切り抜き加工】ありのステッカーはカットが入っているため、このカット箇所が施工の際に裂けないよう、ステッカーの上に転写シートを貼った状態でステッカーを発送致します。
ステッカーは丸めて発送致しますため、ステッカーと転写シートの間に空気が入っている場合がございます。
そこで、施工に移る前に必ずステッカーと転写シートをしっかりと圧着しましょう。
ステッカーと転写シートがしっかり圧着されていない状態で施工致しますと、シワの原因となりますのでご注意下さい。
通常【切り抜き加工】ありのステッカーをご注文頂く場合、転写シートは「和紙アプリ」を使用し、転写した状態で発送致します。
※例ではステッカーが見えやすいように、透明のリタックシートを利用しております。
「和紙アプリ」は柔軟性が高いため、より施工がしやすくなります。
ステップ②痛車ステッカーの位置確認
マスキングテープで痛車ステッカーの仮止めを致します。
ステッカーのカットが多い箇所はシワを逃がすのが難しいため、なるべく凹凸のない箇所に貼ることをオススメ致します。
ステップ③痛車ステッカーを固定
痛車ステッカーの位置調整ができたら、今度は転写シートの上部をマスキングテープでしっかりと固定し、ステッカーの下部に留めていたマスキングテープを剥がします。
ステップ④痛車ステッカーを少しずつ貼り付け
和紙アプリに痛車ステッカーがきちんと付いていることを確認しながら、台紙を剥がした箇所からステッカーを圧着していきます。
カットされた箇所はシワが入りやすいため、カット箇所は慎重に施工しましょう。
・台紙は一気に剥がさない
・ステッカーの中心から外へ向かって施工するとシワが残りにくい
・ステッカーを貼り直しする際はカット箇所がちぎれないよう注意する
・エアフリーシートは二次平面用であるため、突起物は裂けて施工するのが◎
3.透明シート(水貼り)/切り抜き加工なし
痛車ステッカーの糊面と車体に中性洗剤を吹きかけ施工する、「水貼り」という手法をご紹介します。
水貼りは全てのシートでできる手法ではございませんため、詳しくはシートの種類でご確認下さい。
水貼りは位置調整がしやすい分、水をしっかり押し切らないと後に剥がれの原因となるため注意して施工しましょう。
ステップ①中性洗剤を用意
「水=250ml」、食器洗い洗剤などの「中性洗剤=数滴」を、霧吹きに入れ混ぜ合わせます。
ステップ②液体を痛車ステッカーと施工箇所に吹きかける
施工箇所をしっかり清掃した後、液体を痛車ステッカー貼付け箇所全体に吹きかけます。
水貼りは、水が糊面に残っている間は貼り直しができる=位置調整ができるため、台紙は一気に全部剥がして頂き、ステッカーの糊面にも液を吹きかけます。
ステップ③痛車ステッカーを車体に貼り付ける
しっかり液を吹きかけた後、痛車ステッカーを車体に貼り付けます。
ステッカーの位置が思わしくない場合は、ステッカーを剥がし貼り直しが可能ですが、液がなくなり糊面が乾燥してきたら、何度でも液を吹きかけましょう。
遠目からもステッカーの位置を確認します。
ステップ④液を痛車ステッカーの糊面から押し出す
痛車ステッカーの位置調整が確定後、ステッカーを貼っていきます。
スキージーを使用し、液が残らないようしっかりとステッカーを圧着しましょう。
・台紙は一気に剥がして◎
・ステッカーを貼り直しする際は液を何度でも吹きかけ乾燥を防ぐ
・糊面に液が残らないようしっかりとステッカーを圧着する
・水貼りシートは二次平面用ステッカーの中でも厚みがあるため、突起物は裂けて施工するのが◎
痛車ステッカーを貼る際の注意点
ステッカーを施工する前に必ず以下の注意点をご確認下さい。
痛車ステッカーの施工は必ず明るい場所を選びましょう!
痛車ステッカーの施工を急ぐあまり、夜の暗い中で施工される方が数多くいらっしゃいます。
暗い中で施工をされますと、シワやゴミを確認することができませんので、必ず明るい場所で施工をしましょう。
また、砂やゴミの混入を防ぐべく、可能な限り車庫やガレージといった風が通らない箇所での施工がオススメです。
時間に余裕を持って痛車ステッカーを施工しましょう!
痛車ステッカーの施工は想像以上に時間が必要でございます。
焦りは禁物でございますので、時間に余裕を持って施工に挑みましょう。
痛車ステッカー貼付け箇所を丁寧に清掃しましょう!
痛車ステッカーの糊面にゴミが混入してしまうと、糊がくっつきにくくなり、剥がれの原因に繋がります。
施工の前に必ずステッカー貼付け箇所を丁寧に清掃・脱脂しましょう。
既存ステッカーの糊が残っている場合は、ラベル剥がしを利用し、糊残りがないよう清掃下さい。
痛車ステッカーを台紙から剥がす前に、手を綺麗に洗いましょう!
手は油分があるため、手を洗わず痛車ステッカーの糊面を触ってしまうと、糊の粘着力を弱めてしまいます。
手は施工の前に、必ず石鹸を使って綺麗に洗いましょう。
痛車ステッカーサイズが大きい場合は、複数人で協力して施工しましょう!
痛車ステッカーサイズが1mを超える場合、一人でステッカーを貼ることが難しくなります。
ステッカーサイズが大きい場合は、可能な限り複数人で協力して施工をしましょう。
(カーラッピングシート以外では)シートをヒートガンで炙り過ぎないように注意!
カーラッピングシート以外のシートでは、ヒートガンで熱を加えすぎるとシートが逆に波を打ってしまいます。
熱を加える際はシートが柔らかくなる程度で、炙り過ぎには注意しましょう。
痛車ステッカーを施工するための必須アイテム
痛車ステッカーを綺麗に施工するために、必須アイテムをご紹介致します。
必須アイテムは、「ミニ簡単貼り付けセット」として、800円(税抜)で発売致しております。
※ヒートガンは含まれません。
スキージー
痛車ステッカーを圧着して貼付けるために、どの貼り方でも必須となるアイテムがスキージーです。
指が入らない細い箇所にもこのスキージーを使用して、ステッカーを綺麗に押し込みます。
スキージーは立てて使用するのではなく、寝かせて使用しましょう。
マスキングテープ
マスキングテープとは、糊残りが少ない紙で作られたテープです。
痛車ステッカーを施工する際は必ず位置調整が必要となりますが、その際にマスキングテープを利用し、ステッカーを固定したり目印を付けたりすることができます。
また、【切り抜き加工】ありのステッカーは、カット部分が裂けないように、マスキングテープを使用して保護することも可能です。
カッター
車体に痛車ステッカーを貼る際は、ハサミよりもカッターを重宝します。
ステッカーをカットする度に、カッターの歯をこまめに折って、切れ味を鋭くしましょう。
カットの際は、車体を傷付けないよう、十分ご注意下さい。
ヒートガン(ドライヤー)
痛車ステッカーにシワが入った際は、一度シワが入った箇所までステッカーを上げ、ヒートガンでシワの折れを元に戻してあげます。
⚠ヒートガンとは?・・・100度以上の高熱を発することができ作業性をアップできるアイテムです。
家庭用のドライヤーでも応用は可能ですが、高温をピンポイントで使用できるヒートガンは重宝致します。
凹凸の激しい箇所は、ヒートガンでステッカーを温め柔らかくしてあげることで、施工がしやすくなります。
痛車ステッカーの貼り方に関するよくあるご質問
痛車ステッカーの貼り方に関して、お客様から寄せられたご質問をまとめます。
以下に該当しない別のご質問は、お問い合わせまたはお電話にてご質問下さい。
Q.初めてでも痛車ステッカーは綺麗に貼れますか?
初めての方でも簡単に痛車ステッカー貼って頂けるよう、厳選したステッカーシートをご用意させて頂いておりますが、綺麗にステッカーを貼れるか否かはお客様の力量にかかっております。
施工がご心配な場合は、三次曲面用の【カーラッピングシート】をご注文頂く、もしくは【施工依頼】をご検討頂くことをオススメ致します。